埼玉中高入試最新動向 県内私立高校入試
入学試験問題については、一部で5教科入試を行う高校もありますが、多くの高校では国語・数学・英語の3教科で構成されています。調査書については、公立高校に提出するものと同一のものを提出します。
県内私立高校の入試にまつわる特徴的な仕組みとして、「個別相談会」があります。これは名称通り、入試に先行して、受験生・保護者と高校との間で、さまざまな情報交換、合否の見通しなどの相談を行う機会です。個別相談会は学校説明会と同時に実施されることも多く、秋以降が開催時期のピークになります。通知表や模試の結果のほか、検定・資格証明書、部活動の成績がわかる賞状・資料などを持参して相談を行います。「個別相談会」を行わない高校もありますので、早めに学校のホームページなどを確認しましょう。また、私立高校では公立高校の合格発表まで、入学金や学費の納入を待ってくれる「延納制度」があります。県内私立高校でもほとんどの学校にこの制度がありますので、各高校の募集要項を確認し、事前に調べておくと良いでしょう。
(栄光ゼミナール高校入試責任者・松田裕太郎)