闘病の子どもが描いた絵「バーチャル美術館」に 福島・パンダハウス
パンダハウスは民間の寄付で建設された全国初の滞在施設で、2022年10月に開所25周年を迎えた。バーチャル美術館は絵や工作、写真など約20点を展示。作品を鑑賞しながら、施設内を見学できる仕組みになっている。
山本佳子理事長は「長期入院をしながら闘病生活を送っている子どもたちは外泊の機会を楽しみにしているのに、コロナ禍で気軽にパンダハウスに来ることができない。『ハウスの中はこんなふうになっているよ。こんなおもちゃがあるんだよ』と伝えたいし、地域の方々にも知ってもらいたい」と話している。
パンダハウスは賛助会員を募っている。年会費は個人3000円(1口)、団体1万円(同)。問い合わせはパンダハウス(024・548・3711)。【高橋宗男】
◇
毎日新聞東京社会事業団は25日、第27次「小児がん征圧募金」の一部として、同会に助成金10万円を贈った。