いつもそこにある、光が生み出す現象をとらえる、菊池雄介「Phenomenon」展
菊池は1986年、群馬県出身。2013年より記憶の曖昧さと美しさをテーマに作家活動をはじめる。作品では風景写真を主にしながら、ライブフォトやMVなども撮影・編集。自身の展示用BGMを中心に、楽曲制作も並行して行っている。2017年より群馬県桐生市を中心に活動。不確かで掴みようのないものが持つ美しさを、写真という表現方法を通して伝えている。
なお、会期中8月13日(日)13:00~14:00には、作家自身が制作した本展示のBGMを中心に演奏するライブパフォーマンスが行われる。
「Phenomenon」とは、「現象」という意味を持つ言葉。色とは光が作り出す現象だ。太陽という、遥か彼方から届くその光は、人間の目に数え切れないほどの色を与えてくれる。特に、自然が作り出す色は、鮮やかで、温もりを持った色ばかりだ。当たり前だけど、いつもそこにある、光が生み出す現象を、捉えてみたいと思った。