<今週の本棚・次回の予定>4月29日の書評欄は「寺山修司 没後40年」をテーマに鼎談
①佐藤優さん『11人の考える日本人』(片山杜秀著・文春新書)
②斎藤環さん評『普通という異常』(兼本浩祐著・講談社現代新書)
③中島京子さん評『ディンマスの子供たち』(ウィリアム・トレヴァー著、宮脇孝雄訳・国書刊行会)
◇「寺山修司」をテーマに鼎談(ていだん)
第5土曜恒例の「鼎談書評」は、「寺山修司論」がテーマです。5月4日に没後40年の節目を迎える寺山修司。3人の識者がお薦めの書籍を評しながら、寺山の世界について語りました。
推薦書籍は、評論家の三浦雅士さんが『ラカンで読む寺山修司の世界』(野島直子著・トランスビュー)、歌人の小島ゆかりさんが『寺山修司未発表歌集 月蝕書簡』(寺山修司著、田中未知編・岩波書店)、東大名誉教授・西洋史の本村凌二さんが『誰か故郷を想はざる』(寺山修司著・角川文庫)です。
◇ヒコロヒーさんコラムは『くもをさがす』
本の目利きがナビゲートする「話題の本」は、芸人のヒコロヒーさんが『くもをさがす』(西加奈子著・河出書房新社)を紹介します。
著者インタビューは『残されたものたちの戦後日本表現史』(青土社)の山本昭宏さんです。
著名人が心に残る本を紹介する「なつかしい一冊」は鼎談掲載のため休載です。
どうぞお楽しみに。(紹介予定の本は変更の可能性があります)