1度は泊まりたい、沖縄のライフスタイルホテル5選【沖縄シティガイド】
〈ハレクラニ沖縄〉が開業して以来、沖縄のホテル事情は一変した。最上級のラグジュアリーホテルの誕生に、ビーチリゾートの概念が変わりつつある。
何が違うのか。まずはその圧倒的な規模感だ。沖縄国定公園内として守られてきた自然の中で、その壮大な眺望や開放的なつくりは、どこにいても感じられる。またハレクラニの象徴であるオーキッドプールとビーチを望み、リゾート感あふれる〈ビーチフロントウイング〉と、雄大な東シナ海の夕陽を堪能でき、落ち着いた〈サンセットウィング〉というタイプの異なる2つの棟、さらにプライバシー重視の〈ヴィラ〉があり、目的や宿泊する人の構成にあわせた滞在が可能だ。
さらに、レストラン&バーの充実度が挙げられるだろう。ミシュラン2つ星を獲得した東京・外苑前の人気フレンチレストラン〈フロリレージュ〉の川手寛康シェフがコンサルティングを務めるイノベーティブ〈SHIROUX〉(シルー)は、沖縄を代表するレストラン。また、よくメディアに取り上げられるのは〈SHIROUX〉だが、ハレクラニ伝統のレストランを継承するオールデイダイニング、日本料理やバーの完成度も高い。どこも席数に限りがあるので、客室と同時にレストラン予約をお忘れなく。
〈ハレクラニ〉はハワイで「天国にふさわしい館」として愛される老舗リゾートホテルである。ハワイで100年を超えて受け継がれてきた名門ホテルのホスピタリティに、沖縄らしさが融合し、日本のラグジュアリーリゾートを牽引する存在になるのだろう。
沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967-1。全360室。77,165円~。
沖縄の豊かな自然と心地良い風が堪能できる絶景ホテル。今帰仁村の高台に建つ〈EMIL NAKIJIN〉は、真っ白な箱のような建物が特徴だ。削ぎ落としたデザインは、ホテルのオーナーであるEmilが掲げるコンセプト「ミニマリスト・ラグジュアリー」を反映したもの。「心を空っぽにしてゆったりとした時間を満喫し、本当に大事だと思うものに集中してもらいたい」と述べるEmilは、家具やアメニティは高品質なものを取り入れながらも、サービスや機能はあえて最小限のものに留めた。