下鴨神社、日本最大の野外古本市
京都古書研究会が主催し、今年で35回目。府内外から26の古本業者が出店した。青空の下に並べられた本は約80万冊に上り、近年出版された小説や児童書のほか、江戸時代の古書、さらには戦前の古地図や映画のポスターまで幅広いジャンルの商品が訪れた人を楽しませた。
埼玉県から帰省し、祖母と訪れた小学2年の広瀬春子ちゃん(7)は「いろいろな本があっておもしろい」と話し、10年前から毎年訪れているという兵庫県西宮市の竹田正義さん(83)は「昔買いそびれた本や、改めて発見する本との出合いが楽しい」と本を手に思い思いの時間を過ごしていた。
研究会による古本まつりは知恩寺(同区)で秋にも実施予定で、古本のオークションなどが行われる。(木下倫太朗)