和辻哲郎文化賞の受賞作決まる 2023-02-06 兵庫県姫路市は6日、優れた評論や哲学論文などを顕彰する「和辻哲郎文化賞」の第35回受賞作を発表した。一般部門では作家、多胡吉郎(たごきちろう)氏(66)の「生命(いのち)の谺(こだま) 川端康成と『特攻』」、学術部門では埼玉大名誉教授、渋谷治美(しぶやはるよし)氏(74)の「カントと自己実現-人間讃歌とそのゆくえ」がそれぞれ選ばれた。同文化賞は日本を代表する姫路市出身の哲学者、和辻哲郎にちなんで同市が創設。3月5日に市内で授賞式が開かれる。