ウクライナ避難民 大阪・八尾市の中学校に初登校

ダリナさんは登校前、自宅で通訳の日本人男性と「はじめまして」など自己紹介の言葉を練習。真新しい制服姿で母のナタリアさん(49)らに付き添われて学校へ向かった。「行ってみないとわからない。がんばりたい」とダリナさんは期待と不安が入り交じる表情で話した。
市や学校によると、この日は集会を開き、同学年の生徒全員の前であいさつ。当面は日本人通訳が付き添って授業を受け、日本語教育などの補習は保護者らと相談しながら行う。生徒らは学習の一環でタブレット端末を持っており、無料の自動翻訳アプリを使い、「ダリナさんと他の生徒がコミュニケーションをとれることを期待したい」(同校)としている。
ダリナさんら親子3人は同市の日本ウクライナ文化交流協会を通じて40代男性の支援を受け、22日から市内の賃貸住宅で暮らし始めた。長男のマクシムさん(16)も市内の府立高校へ通学する方向という。