NIE全国大会 紙とデジタル使い分けを議論
初日は俳人、夏井いつきさんの記念講演に続き、「ICTでひらくNIE新時代」と題したパネルディスカッションが行われた。教育現場で1人1台情報端末が配布されている中、NIEにおける紙とデジタルの使い分けなどについて意見が交わされた。
松山市立小野小学校の今井互郎教諭は、授業では「資料としての活用や読み比べは紙の新聞が使いやすい一方、検索するのはデジタルが便利だ」とした上で、「子供たちはデジタルでの新聞製作を好む傾向があるが、インターネットの情報をそのまま引用することもあり、理解度が高まっていない印象がある」と課題を指摘した。
松山市教委の小田浩範指導主事は「紙かデジタルかは目的に応じて子供たちが選べるようにする必要がある。経験としてどちらも知っておくことが大事だ」と述べた。
4日は分科会が開かれる。