【6月11日~12日】今週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
スタジオジブリにとって3年ぶりとなる展覧会が新緑の京都を皮切りに巡回する。世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきた、プロデューサー鈴木敏夫が「読んできた本」と「その時代背景」に注目し、どのように影響を受けて自身の思考術へと繋げ、スタジオジブリ映画を確立していったのか。少年時代から現在に至るまで手にしてきた8,800冊の書籍を揃えた展覧会で、ジブリ誕生の秘密を探りたい。
多分野にわたる旺盛な活動、そしてカテゴライズしにくい設計スタイルゆえに、業績の全般を網羅し紹介する機会にあまり恵まれなかった吉阪隆正の思想と仕事を総覧する展覧会『吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる』が現在、〈東京都現代美術館〉で開催されている。鈴木京香さんは近年、吉阪隆正が1957年に設計した住宅《Villa Coucou(ヴィラ・クゥクゥ)》を継承したことが縁で、この展覧会に足を運んだ。
特撮美術監督・井上泰幸の功績に迫る回顧展が6月19日まで〈東京都現代美術館〉で開催されている。特撮文化において、後続する世代に多大な影響を与えた井上美術の魅力とは?
〈ミナ ペルホネン〉の大規模展覧会『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』が〈福岡市美術館〉にて6月19日まで開催中。皆川 明が公開制作した大型絵画をはじめ、福岡で初公開となる展示品や映像も。
「コラージュ」を主な手法に制作を続けてきたアーティスト、金氏徹平。千葉の〈市原湖畔美術館〉で開かれている個展は彼が改めて彫刻と向かい合うもの。モノクロームのオブジェにカラフルな光があたります。