由義寺、塔基壇1.3倍に拡大 平城宮の副都にふさわしい規模に 2023-06-22 奈良時代の女帝・称徳天皇と僧道鏡が建立した由義寺の塔跡(大阪府八尾市)の下層で発見された建物跡が、前身寺院・弓削寺の塔の基壇(土台)と分かり、22日、八尾市観光・文化財課が発表した。弓削寺の塔基壇は1辺17メートルの正方形と判明。由義寺は21.6メートルで、約1.3倍に拡大していた。 基壇の1辺17メートルは、全国に造営された国分寺と、約21メートルは日本初の官立寺院とされる大安寺(奈良市)と同規模という。称徳天皇が平城宮の副都「西京(由義宮)」の造営に伴い、国家の寺院にふさわしい規模に拡大したと考えられる。