川端康成が囲碁殿堂入り 観戦記を基に小説「名人」執筆 2022-11-11 日本棋院は11日、ノーベル賞作家の川端康成(1899~1972年)の囲碁殿堂入りを発表した。有識者らでつくる表彰委員会で選ばれたもので、囲碁を題材にした小説を残したことなどが認められた。 川端は本因坊秀哉の引退碁の観戦記を担当。これを基に小説「名人」を執筆した。また、日本棋院東京本院の特別対局室「幽玄の間」には川端が揮毫した「深奥幽玄」の書が掲げられている。 これまで呉清源九段ら棋士に加え、徳川家康や正岡子規らも殿堂入りしている。