里見五冠に伊藤が挑む 女流王位戦、26日に姫路で第1局
女流タイトル通算52期の歴代最多記録を誇る里見と、昨年、9回目の挑戦で初の女流タイトル「女流名人」を獲得した伊藤によるシリーズ。両者の過去の対戦成績は里見23勝、伊藤9勝で、2017年の第28期女流王位戦5番勝負も伊藤が里見に挑み、3勝2敗で里見が防衛している。
両対局者は25日午後に現地入りし、対局室で盤や駒、照明などを確かめた。9期目の女流王位獲得を目指す里見は「持ち時間が女流棋戦で最も長い4時間なので、一手一手しっかり考え、自分の力を出し切りたい」。女流王位挑戦2回目となる伊藤は「大きな舞台で戦うからには目の前の対局に集中し、全身全霊を懸けていい将棋を指したい」とそれぞれ意気込みを述べた。
立会人は森信雄七段(71)=宝塚市。持ち時間は各4時間で、26日夜までに決着する見込み。対局の模様は神戸新聞NEXTで速報する。(井原尚基、小林伸哉)