海城の魅力知って 千葉・内房で「サミット」開催
1月には、JR内房線でスタンプラリーが始まった。蔵波城、佐貫城、勝山城など、袖ケ浦市から鋸南町の間にある同線の駅から行ける8城が対象。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを持って各城を訪れるとスタンプが押され、8城集めると景品がもらえる。3月19日まで。
スタンプラリーの対象でもあり、戦国時代、「房総の海城の要」として存在感を示した金谷城(富津市)。遺構は私有地にあるため、通常は非公開だが、現在は原則、月1回「四脚門跡」などが公開されている。2月12、19日には頂上部分の「主郭」が初めて公開され、活用会のスタッフが現地で説明する。参加費は資料代含め700円で、はがきで申し込む(詳細は塚原緑地研究所のホームページ参照)。
このほか、海城をめぐるツアーや講演会、歴史トークと音楽を組み合わせたコンサートなどが、2~3月に開催される。
海城の魅力について活用会の小室裕一代表は、「港を守ったり、海を見張ったりする役割があるので、主に眺めのいい場所にある。眺望のすごみを堪能し、状態の良い遺構を楽しんでほしい」としている。