江戸期の天皇陵絵図を公開 橿原神宮、高松塚は文武陵と紹介 2022-10-27 天皇陵の所在地や特徴を紹介した江戸時代後期の絵図が、初代・神武天皇を祭る橿原神宮(奈良県橿原市)の特別展で初公開されている。現在の天皇陵の多くが定められる前の資料で、現在の綏靖天皇陵(同市)が神武天皇陵とされているほか、高松塚古墳(同県明日香村)は「文武天皇陵」と紹介され、松が生えた姿も描かれている。神武天皇陵が今の場所に決まった1863(文久3)年より前に作成されたとみられる。 公開されているのは「御陵五十一基絵図」。徳島県吉野川市の胡桃幸正さんが2014年に奉納。胡桃さんの祖母が奈良から徳島に嫁いだが、家宝として持っていた。