『韓国ネット民が「中国は強盗だ」「何もかも嫌いだ」と“反中爆発”しているワケ』へのみんなの感想まとめ
【写真】日本人は知らない…いま韓国で本当に起きている「ヤバすぎる現実」
中国が韓国の文化の元祖は中国にあると主張する“不条理”を取り上げたのが、中央日報の「『孫興民(ソン・フンミン)も中国人といいそうな局面……刃物を持っていない強盗同然』反中感情がさく裂=韓国」という記事である。
中国は、漬物野菜の(パオツァイ)の製造法を国際標準化機構(ISO)に登録して、キムチの元祖格に該当する食品だと主張。2020年末、中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は「中国がキムチ産業の6件の国際基準を制定した」と報じ、キムチ論争を巻き起こしたである。
中央日報は今回、このような文化歪曲の試みが韓国のオンライン上で反中感情を広げる起爆剤になっていると報じている。
同紙がオンライン上のコメントの上位100位までを分析した結果、「孫興民も中国人でサムスンもお前たちのものか。刃物を持っていないだけで泥棒丸出し」「今は中国というだけで何もかも嫌い」など中国の文化歪曲の試みを批判するものが主流を占めたそうである。
ちなみに孫興民は欧州で活躍しているサッカーの韓国人スーパースターである。思い出す「1936年の金メダリスト孫基禎」 これに登場する主要なコメントで孫興民氏は一見関係がないように思われるが、これを見て思い出すのは、孫基禎(ソン・キジョン)選手である。
同選手は1936年ベルリンオリンピックにおいてアジア地域出身で初めてマラソンで金メダルを獲得、大韓民国建国後は韓国の陸上チームのコーチや陸連会長を務めた人である。
しかし、当時朝鮮はまだ日本の統治下にあったため、日本代表として出場せざるを得なかった。大会直後に朝鮮の新聞「東亜日報」に日の丸が塗りつぶされた表彰式の写真が掲載され、当時の朝鮮総督府の警務局によって同紙記者が逮捕され、発刊停止処分が下された。
孫氏自身も当時から民族意識が強く、世界最高記録樹立時の表彰式で「なぜ君が代が自分にとっての国歌なのか」と涙ぐんだりしたそうである。
孫基禎選手は今でも韓国人の誇りである。いまだ日本統治下においてオリンピックで金メダルを獲得し、韓国人の意気を示した。それが日本代表として表彰台に昇らざるを得なかったのは悲劇として、90年近くたった今でも日本に対する反発として残っている。次ページは:「韓国の伝統文化は何か」という問い前へ1234次へ1/4ページ