漫画の販売額、伸び鈍化 「巣ごもり需要」終息響く 2023-02-24 紙の本と電子書籍を合わせた漫画(単行本と漫画誌)の昨年の推定販売金額は、6770億円と3年連続で過去最高だったことが24日、出版科学研究所の調べで分かった。ただ伸びは前年比0.2%と微増にとどまり、10%を超えた前年から大幅に鈍化した。同研究所は、新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」の終息などが響いたとみている。 紙の漫画は単行本(コミックス)と雑誌を合わせて前年比13.4%減の2291億円、電子は8.9%増の4479億円だった。「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」など、紙の雑誌ではなくインターネットの連載から生まれるヒット作が目立つという。