アニメ「ハウル」の巨大織物完成 フランス無形遺産、日本人も制作
夕暮れを背景にしたハウルの動く城を5メートル四方で再現。約300色の糸を混ぜてつくった色は千を超えた。京都の美術大で学んで織師となった許斐愛子さん(44)が色作りを担い、他の5人と共に約11カ月かけて織り上げた。
オービュッソンの国際タペストリーセンターで行われたお披露目の式典では盛大な拍手が送られた。許斐さんは取材に「うまくできているか本当に不安だったのでほっとしている。やり切ったので次のステップに進める」と笑顔を見せた。
センターは地元の工房と制作に取り組み、これまでに「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」の2枚が完成している。