人間こそがなしうるものを問い直す。京都の「跳躍するつくり手たち」展に岩崎貴宏、目[mé]などが参加
本展の企画・監修者は、デザインを軸としてリサーチと思索を重ねてきた、ジャーナリストで武蔵野美術大学客員教授の川上典李⼦。展示には、日本のアート、デザイン分野の気鋭作家20名(グループ)が参加し、過去と未来、自然と人⼯、情報環境と実社会といった様々な関係性を接続、再解釈する。参加作家は石塚源太(美術家)、井上隆夫(アーティスト)、岩崎貴宏(アーティスト) 、A-POC
ABLE ISSEY MIYAKE(宮前義之率いるエンジニアリングチーム) 、GO ON (細尾真孝、八木隆裕、中川周士、松林豊斎、
辻徹、小菅達之) 、佐野文彦(建築家 / 美術家) 、髙橋賢悟(美術家) 、TAKT
PROJECT(吉泉聡を代表とするデザインスタジオ) 、田上真也(陶芸作家) 、田村奈穂(デザイナー) 、津守秀憲(ガラス造形作家) 、中川周士(木⼯職人) 、西中千人(ガラス造形作家)、長谷川寛示(彫刻家) 、長谷川絢(美術家) 、林響太朗(映像監督
/ 写真家) 、細尾真孝(クリエイティブ・ディレクター)+ 平川紀道(アーティスト)+
巴山竜来(数学者) 、目[mé](荒神明香、南川憲二、増井宏文を中心に構成される現代アートチーム)、八木隆裕(開化堂ディレクター)+
石橋素・柳澤知明(ライゾマティクス)+ 三田真一(クリエイティブ・ディレクター) 、横山隆平(写真家) 。
本展では、作品を「ダイアローグ:⼤地との対話からのはじまり」「インサイト:思索から生まれ出るもの」「ラボラトリー:100年前と100年後をつなぎ、問う」「リサーチ&メッセージ:未来を探るつくり手の現在進行形 」の4つのセクションで紹介。日本の伝統を踏まえて未来の生活を探る先見的な作家の作品や、綿密なリサーチをもとに課題解決を図るデザインチームの活動など、世界が直⾯する激動の時代に求められる「創造へ向かう跳躍するエネルギー」を鑑賞者の前に可視化し、提示する。
なお、本展の関連プログラムの講座として「アフターコロナ時代に問う、『跳躍するつくり手たち展』」も実施予定だ。こちらもあわせて確認したい。