石川雲蝶の彫刻や絵画、9月末まで写真撮影可能に 新潟・魚沼
堂内で最も目を引くのは、天井三間四方全面に施された「道元禅師猛虎調伏(ちょうぶく)之図」。極彩色豊かな透かし彫りで、「山中で虎に襲われそうになった道元禅師を龍神が守った」という物語を表現した。このほか、堂内の階段両側に建つ「鬼退治仁王像」は、高さ2メートルのケヤキの1本彫りで迫力が伝わる。床にもさまざまな形をした埋め木が見られる。平澤俊彦住職(65)は「素晴らしい彫刻を残した石川雲蝶の偉業を広く知ってほしい」と話した。
文化財保護のため、撮影時はフラッシュ禁止。詳細は西福寺ホームページで。問い合わせは同寺(025・792・3032)。【板鼻幸雄】