『なんでや! 阪神 CS敗退で見えたベンチの「機能不全」〈週刊朝日〉』へのユーザーの意見まとめ
【写真】CS第1ステージ2戦目で敗退してうなだれる阪神の選手ら* * *
プロ野球のポストシーズンが始まったと思ったら、ペナントレース2位の阪神が、クライマックスシリーズ(CS)第1ステージであっという間に敗退した。それも、本拠地の甲子園で、今季11ゲーム差を付けて勝ち越していた相性のいいはずの巨人相手に2連敗を喫してしまった。
シーズン前半戦は最大7ゲーム差を付けて首位を独走していたのに、夏ごろから失速してヤクルトに抜かれ、結局は2位。揚げ句にCSで、この結末。勝ち切れないところが阪神“らしい”が、それにしても酷い尻つぼみ。シーズン後半に連敗を重ね、借金を作ってペナントレースを終えた巨人の“引き立て役”になってしまった感は否めない。
なんでや?
ところが大阪のベテラン阪神担当記者たちに聞くと、
「想定内です」
「実は、ポンポンとやられるんやないか、と思ってました。シーズン終盤からドヨ~ンとした空気が漂ってましたからね」
というではないか。
第1戦のポイントは五回。阪神ベンチは無死一塁でエンドランを仕掛けたが、菅野智之─小林誠司の巨人バッテリーは読み切っていたかのようにウエストボールし、一塁走者を二塁で封殺。ベテランの虎番たちに言わせれば「阪神のやることが、わかりやすすぎ、ってことでしょ。相手は研究してきてるのに、サインがシーズン中と同じだったようですから」「つまり、監督のせいで負けた。皆、そう言ってますよ」。
第2戦では阪神の選手がエラーを重ね、それがことごとく巨人の得点につながって、負けるべくして負けた。実は阪神、4年連続12球団最多失策という不名誉な記録を継続中で守備が課題なのだが、それが改善されていないことが大事な試合で露呈した形になった。前へ123次へ1/3ページ