「どうする家康」展が三井記念美術館で開催。4月15日より
展覧会では、家康が愛用した品々、由来の品々が並ぶ。家康自身が所持した脇差や、部下に命じて作らせた火縄銃などからは戦国時代の空気を感じることができそう。またスペイン国王から贈られた洋時計のように、徳川時代の日本と外国とのかかわりにちなんだ品も並ぶ。
当時の有名武将たちにまつわる品としては、例えば石田三成が所有した《国宝 短刀 無銘 正宗(名物 日向正宗)》も刀剣ファンには見逃せない。
屏風や絵巻に描かれた当時の風景からは、家康の一生をビジュアルに辿ることができそうだ。《大日本五道中図屏風(駿府・久能山の部分)》にはは江戸時代初期、家康没後30年頃の景観が描かれていて、岡崎城、浜松城、駿府城、甲斐、信濃、小田原城、関ヶ原の布陣、名古屋城、そして久能山東照宮などの家康ゆかりの土地土地を鳥瞰することができる。そしてドラマでも魅力的に描かれている家臣たちの姿は、彼らがずらりと並ぶ《家康及び徳川十六将図》で確認を。
これ以外にも様々な品々で家康の生涯を追う本展。まだまだ前半戦の渦中にあるドラマを思い出しながら、これからの家康が迎える怒涛の展開に「ほんとにどうする家康?」と思いを馳せてみてはどうだろう?