青森ねぶた祭、3年ぶり開幕 「ラッセラー」北国に短い夏の訪れ
和紙や針金で武者絵巻や神話の場面などを表現した高さ約5メートル、幅約9メートルの大型ねぶた計18台が中心部を練り歩き、北国に短い夏の訪れを告げる。7日まで。
午後7時の号砲を合図に、各団体のねぶたが次々に出陣。ねぶた囃子(ばやし)が響く中、浴衣に花がさ姿の踊り手「跳人(はねと)」が「ラッセラー、ラッセラー」のかけ声とともに乱舞した。沿道に集まった市民らからは盛んに拍手が送られた。
跳人は、所定の衣装を着ていれば、誰でも自由に参加できるのが醍醐味(だいごみ)の一つ。ただ、今年は新型コロナウイルス感染対策として事前登録制とし、マスク姿で踊った。観客にも食べ歩きの自粛などを呼びかけている。【江沢雄志】