キトラ壁画十二支像 「辰」「巳」「申」の図像確認 2023-03-22 文化庁は23日、奈良県明日香村の国宝・キトラ古墳壁画(7世紀末~8世紀初め)の十二支像のうち、「辰(たつ)」(東壁)、「巳(み)」(南壁)、「申(さる)」(西壁)が描かれていたとみられる漆喰(しっくい)片を蛍光エックス線分析で調査した結果、図像が確認できたと発表した。泥に覆われ肉眼では確認できていなかったが、壁画の顔料に含まれていたとみられる水銀などの分布を解析し、具体的な姿が明確になった。