職人たちの「手」が紡ぐ物語。「àmains levées シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展」がシャネル・ネクサス・ホールで開催へ
シャネルを紡ぐ手」展が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。会場ではシャネルのオートクチュールのアトリエ、クリエイションを支えるメティエダール(芸術的な手仕事を行う職人技)の13のアトリエが紹介される。会期は8月31日~10月2日。
元ジャーナリストとしてのキャリアを持つアンヌは、10年以上の長きに渡り、都市化、工業化、グローバリゼーションによって消滅の危機に瀕したノウハウや文化を記録し続けてきた。とくに技術や文化、芸術を生み出す「手」に魅せられ、1999年からは「手」にフォーカスを当てた「H/and」シリーズの作品を数々生み出している。
会場ではアンヌが、丹念にアトリエ職人の手による芸術とも言えるものづくりにスポットを当て、その手が紡ぐ物語を丁寧に切り出した写真作品をみることができるという。
アンヌは「手は人類が使用する最も古いシンボルのひとつ」と語っており、それらの作品は、鑑賞者を煌びやかな世界の舞台裏へと誘い、クリエイティビティやサヴォアフェール(匠の技)を映し出す世界へと足を踏み入れることを可能にしてくれるだろう。