「ハヤカワ新書」がNFT活用 電子書籍の2次流通が可能に
早川書房(東京)が新レーベル「ハヤカワ新書」を創刊し、1日に都内で記者発表会を開いた。通常版の紙の書籍に非代替性トークン(NFT)化された書籍がセットで付く「NFT電子書籍付き版」も発売する。NFT電子書籍は読者間での譲渡や売買など2次流通が可能。売買の際には、版元や著者にも収益が還元される仕組みという。
閲覧権のみ得られる従来の電子書籍では2次流通はできなかった。電子書籍取次大手のメディアドゥ(東京)のアプリを使う共同事業で、出版界の新たな試みとして注目されそうだ。