「意思決定の場に多様性を」 埼玉県警で岡島喜久子氏講演 女子プロサッカーリーグ初代チェア
岡島氏は早大在学中、日本女子サッカー連盟の初代理事を務めた経歴を持つ。米国の金融機関に勤務した経験もあり、WEリーグの創設をはじめ、これまで女子サッカーの普及に尽力してきた。
講演には対面とオンライン会議システムを通じて約130人の職員が参加。岡島氏は、県警が令和3年10月に導入し、男性職員が育児休業を取りやすくするための制度を高く評価した一方で、「女性だけでなく男性にもジェンダー課題がある」と指摘。「意思決定の場には多様性が必要でさまざまな背景や意見を持つ人の声も取り入れることが組織にとって重要だ」と述べた。
県警警務部警務課の佐藤勝彦課長は女性の活躍が県警にとって必要不可欠だとして、「講演会を通じて女性職員のキャリアアップに対する意識がさらに向上することを期待したい」とコメントした。