2人の環境活動家、モネの名画を「赤い手形」で攻撃
標的となったのは、展覧会「The Garden - Six Centuries of Art and
Nature」に展示されているモネの名画《ジヴェルニーのモネの庭》(1900)。事件が発生したのは、現地時間6月14日14時30分。作品を保護するガラスに2人の活動家が赤い手形をつける様子が、スェーデンの環境活動団体「Återställ
Våtmarker」によってSNSに投稿された。
同団体によると、攻撃を実行したのは看護師と看護学生。団体は、「モネの絵のような豪華な庭園は、もうすぐ過去のものとなってしまう。排出量が増えれば増えるほど、私たちが安心して暮らせる未来は遠のいていくだろう。泥炭の採掘を禁止し、湿地を回復させることで、スウェーデンの危機を回避する必要がある」との主張をInstagramで訴えている。
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この作品はオルセー美術館が所蔵しており、現在スウェーデン国立美術館に貸出されているもの。スウェーデン国立美術館は公式声明を出していないが、The Art
Newspaperが同館プレスのコメントとして、作品の再展示が検討されていることを伝えている。