小澤征爾音楽塾 プッチーニの名作を若手と世界一流で あす京都で開幕
ロームの創業者、故佐藤研一郎氏と小澤がオペラ公演を通じて若手音楽家を育てようと、平成12年から始めた小澤征爾音楽塾。世界から一流の指揮者と歌手を招き、オーケストラ・ピットに若手音楽家を入れ、演奏の機会をもってきた。昨秋は新型コロナウイルス禍で中断していたオーディションを3年ぶりに行い、日本をはじめ、中国や韓国、台湾からも音楽家が集まっている。
首席指揮者で、パリ・オペラ座などで活躍するディエゴ・マテウスのもと、ロームシアター京都でのリハーサルを重ねてきた。また、若手音楽家は、小澤が信頼するサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーらの指導も受けて、プッチーニの名作に挑む。今回は舞台装置、衣装とも新制作で、総合舞台芸術と称されるオペラの世界をたっぷりと伝える。
京都公演は17日午後6時半開演と19日午後3時開演の2回。各回開演1時間前に当日券を販売する。