東京建物、京橋3丁目の開発事業で「仮称アートセンター」を整備
京橋は骨董通りを中心に、画廊・ギャラリーや古美術品店が集積しているエリアとして知られている。「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」地下4階、地上35階の高層ビルを中心としたもの。京橋と銀座の結節部として、中央通りのにぎわいの連続性を創出する拠点形成を図る。2030年代以降の廃止が決まっている東京高速道路(KK線)の上部空間に歩行者空間「Tokyo
Sky Corridor」を整備するとともに、京橋駅との接続により地下にも広域的な歩行者ネットワークを拡充するという。
このなかで整備されるのが、アート・ものづくり文化に関する発信機能と育成・交流機能を有する「仮称アートセンター」だ。2階部分では中央通りやTokyo Sky
Corridorからのアクセスを活かした、気軽に立ち寄れる発信の場を設置。4階には若手アーティストやアート・ものづくり文化の関係者を対象とした育成・交流の場を運営するという。
京橋エリアではこのほか、戸田建設が「京橋一丁目東地区計画」を進めており、アーティゾン美術館を含むミュージアムタワー京橋の隣に芸術文化の新拠点「TODA
BUILDING(TODAビル)」が24年に竣工する。同ビルでは6フロアにわたりアートが展開される予定となっており、京橋エリアはますますアートが集まる場となる。