歌舞伎俳優・尾上右近の新たな挑戦!怪異譚『かさね』の誕生秘話を語る
その右近が、この8月に3年ぶり6回目 となる自主公演「研の會」を開催する。毎回、より高みを目指して挑戦を繰り返してきたこの公演で、今回選んだ演目のひとつが、清元の名曲『色彩間苅豆色(いろもようちょっとかりまめ)』、通称『かさね』だ。
作品解説:美しい腰元かさねが愛した男、与右衛門は、実は母の愛人であり父を殺した仇。一緒に死のうと約束した二人だが、親の因果が報いたか、かさねの姿は次第に醜く変貌し、恐れをなした与右衛門についに惨殺されてしまう。死にゆくかさねの凄惨な美と怪異、そして与右衛門の色悪ぶりを堪能できる、鶴屋南北原作の濃密な舞踊劇
その右近が、この8月に3年ぶり6回目 となる自主公演「研の會」を開催する。毎回、より高みを目指して挑戦を繰り返してきたこの公演で、今回選んだ演目のひとつが、清元の名曲『色彩間苅豆色(いろもようちょっとかりまめ)』、通称『かさね』だ。
作品解説:美しい腰元かさねが愛した男、与右衛門は、実は母の愛人であり父を殺した仇。一緒に死のうと約束した二人だが、親の因果が報いたか、かさねの姿は次第に醜く変貌し、恐れをなした与右衛門についに惨殺されてしまう。死にゆくかさねの凄惨な美と怪異、そして与右衛門の色悪ぶりを堪能できる、鶴屋南北原作の濃密な舞踊劇
(画像)
尾上右近(ONOE UKON)
歌舞伎俳優。1992年生まれ。七代目清元延寿太夫の次男。曽祖父は六代目尾上菊五郎。七代目尾上菊五郎のもとで修行を積み、05年に二代目尾上右近を襲名。スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』で主役のルフィを含む4役を演じて注目された。18年に七代目清元栄寿太夫を襲名。同年第三十九回松尾芸能賞新人賞受賞。22年には映画『燃えよ剣』にてアカデミー新人俳優賞を受賞、同年5月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」では「弁天娘女男白浪」の弁天小僧菊之助という大役に抜擢され話題に。15年より続けている自主公演「研の會」は今年6回目を迎える