国際卓越研究大学に10校申請 東大など 10兆円ファンド支援 秋までに絞り込み
申請したのは早稲田大、東京科学大(仮称、統合する東京工業大と東京医科歯科大の共同申請)、名古屋大、京都大、東京大、東京理科大、筑波大、九州大、東北大、大阪大(申請順)。昨年12月に募集を開始し3月末に締め切った。有識者10人によるアドバイザリーボードが書類審査や大学側との面談、研究現場の視察などを通して審査し、段階的に絞り込みを行う方向だ。
国際卓越研究大学は理系の研究活動支援のために国が新たに設けた制度で、世界トップ級の研究力への向上と、経済や社会に変革をもたらす成果を創出することが求められる。ファンドは、科学技術振興機構(JST)に設置し、3年度末にすでに運用を開始しており、運用益の目標は年3千億円。文科省は6~10年ごとに認定された各大学の継続の可否を判断し、支援は最長25年に及ぶ。6年度以降に2回目の募集をするとしている。