四大元素を着想源に。無人島プロダクションで「Four Elements 2023 Summer」開催
Summer」を開催する。会期は7月8日~29日。
本展は、世界は火風水土の四大元素で構成されているという古代ギリシャから発した概念をもとに、それぞれの要素から想起されるイメージをもとに選んだ作品で構成されるという。参加作家は
Chim↑Pom from Smappa!Group、朝海陽子、八木良太、Leggy(レギー)、風間サチコ。
「火」はChim↑Pom from
Smappa!Groupが2011年、13年に原爆の残り火を用いて森羅万象を描いた《平和の日》のなかから、13年の旧日本銀行広島支店での個展以降展示される機会がなかった大作を中心に展示。「風」の朝海陽子は、東日本大震災後に青森で撮影した風を追いかけるシリーズ《passage》を展示する。「水」の八木良太は、06年に初めて発表した氷のレコード《Vinyl》から、中国で開催された個展時にあらたに制作されたサン・サーンスの「The
Swan(白鳥)」と中国の古典曲「Flowing Stream(流水)」を日本で初めて展示。「土」はChim↑Pom from
Smappa!Groupのメンバー、林靖高と稲岡求がアーティスト西村健太とともに今年スタートした園藝プロジェクト「Leggy(レギー)」協力により、植物のインスタレーションを展開するという。
なお、これまで未展示だった作品を含む風間サチコのリノカットプリントの小作品群から、四大元素をテーマに選んだ版画作品「風間サチコの四大元素」も展示。また会期中の7月23日には、第五の元素を「愛=酒」ととらえ、作品鑑賞を楽しめる酒席も設けられる予定だ(1ドリンク制)。