高校生のオープンキャンパスへの参加は3・3校 河合塾調査
調査によると、オープンキャンパスへの参加時期は高校1年生は40%、2年生は67%、3年生は46%で、全体の8割が受験まで余裕がある1、2年のうちに参加していた。平均参加校数は3・3校で、「5校」(7%)、「6校以上」(13%)という人もいた。
オープンキャンパスへの参加に当たり、半数近くの生徒が保護者と参加。期待したこととして「大学の雰囲気を確認できること」(92%)が最も多く、施設見学のほか、入試情報の収集や入試講座の受講などに期待する声も多かった。
また、回答者からはオープンキャンパスへの事前申し込みが遅れ、「模擬授業の多くが締め切られ、受けられる授業が少なくなってしまった」といった失敗談も。
河合塾の担当者は「オープンキャンパスをどう活用するかが充実した大学選びの大きな要素になる」と指摘。「実際に大学へ行き、志望校の具体的なイメージを持つことが受験勉強の動機づけにもなる」と早めの行動を呼び掛けた。
調査は昨年10月、河合塾の卒業生を中心とした大学生大学院生を対象に、インターネットで実施。有効回答数は267件だった。
河合塾は、情報サイト「Kei-Net」でオープンキャンパス情報などを掲載しているほか、7月22、23日には124大学が参加する合同オンライン説明会「ユニフェスOnline2023」を開催。詳細はwww.unifes.jp/