プロが指南 就活の極意 先を見据えた準備を心掛けよう
ただし、通過した後の面接を意識しないで、エントリーシートの準備を進めるのは大変危険です。なぜなら、エントリーシートを企業に提出してしまった後は書いた内容を変更することは基本、できないからです。企業が求めている人材像に寄せ過ぎてしまったあまり等身大の自分とは大きくギャップが生まれ、面接で落選してしまったという失敗例は過去に多くあります。面接で質問されても大丈夫なエントリーシートに仕上げる必要があります。
■自分自身を表現する
次に、エントリーシートが作成できたら、同時にアウトプットの練習もして面接対策をしましょう。その際、うまく話すことを意識し過ぎてしまい大事な部分を忘れてしまう学生がいます。それは「自分自身を表現すること」です。企業は学生自身の魅力や良さを評価しようとしますので、自分の魅力が伝わることを意識して面接対策を進めましょう。また、エントリーシートで書いた内容の丸暗記をする学生がいます。丸暗記が悪いわけではないのですが、早口になったり棒読みになったりして、結果として自分の魅力が伝わらなくなってしまうことがあります。近年は企業も「学生自身を理解」しようと雑談ベースで面接を実施することも多く、丸暗記では対応できないことがあります。そのため、何回も面接練習を重ねて、対応力を磨きましょう。もちろん面接対策を始めた当初は、丸暗記でも良いでしょう。ある程度、慣れるまでは丸暗記で練習を重ね、慣れてきたら自分の言葉で伝えるようにしてください。
■自分の考えや感情を伝える
最後に面接で重要なのは、過去の事実を伝えるのではなく、自分の考えや感情を面接官に伝えることです。他の学生との差別化は自分の〝個性〟です。個性は自分の考えや感情に反映されやすいです。本番までにしっかりと準備をして、面接の場で自分の気持ちが伝えられるように今から準備を進めておきましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)
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