出版大手、丸紅が流通会社 AI活用で返品率改善へ 2022-03-23 出版大手の講談社や集英社、小学館の3社と総合商社の丸紅などは24日、人工知能(AI)を活用して、出版流通サービスを手掛ける新会社「パブテックス」を11日に設立したと発表した。紙の出版物は高い返品率が収益を圧迫している構造的な課題があり、新会社は最新技術の活用で返品率を改善するなどして持続的な流通の安定を図る。書店への配送は従来通り、取次会社を介する。 新会社では、AIで新刊本の発行部数の推奨値を算出。効率的な配本につなげるサービスを、来年4月から開始することを目指す。7月にはICタグを出版物に装着、在庫管理の効率化や万引防止のためのサービスも始める方針。