点子がキュレーションするアマリア・ウルマンと靈樹の2人展がHYSTERIC GLAMOUR SHIBUYAで開催
アマリア・ウルマンはニューヨークを拠点に、インスタレーションや映像作品等、多岐に渡るメディアを用いて作品を発表している。彼女の作品はコンテンポラリー・カルチャー、都市で生きることへの破壊的でユーモラスなアプローチが特徴だ。一方で、靈樹は、高校生としてのパーソナルな自己像と、ソーシャル・メディアの中で価値づけられた自分との間にある曖昧な境界線を彷徨いながら、ペインティング、インスタレーション作品を発表する。
2人のアーティストは“HOT CITY”で“GLAMOUROUS”に生きるためにはどうするべきかをユーモラスに問いかける。同展では、アマリアと靈樹それぞれのアプローチで、現代社会に溢れるさまざまな女性像を“シルエット”として表現している。
展示に合わせてアマリアも来日し、6月23日から、アマリアの限定Tシャツとアンダーウェア、靈樹のアートワークが施された一点物のTシャツを販売する。
アマリア・ウルマンは1989年にアルゼンチンで生まれ、スペイン育ち。現在はニューヨークを拠点に活動するアーティスト、フィルムメイカー。セントラル・セント・マーチンズでファインアーツを学ぶ。主に一人称で語られる 彼女の作品は、アーティストと対象の区別を曖昧にし、しばしばユーモアやフィクションの手法を用いて、階級、セクシュアリティ、消費主義とアイデンティティの関係性を探求している。ビデオ、立体、インスタレーション作品に加え、ソーシャルメディア、雑誌のシューティング、インタビュー、ブランドと の交流を、架空の物語を作るための道具として使用し、多岐にわたる実践を行なっている。パフォーマンス作品「Excellences & Perfections」(2014)はNYのアート機関Rhizomeに所蔵され、テート・モダン(Tate Modern)(ロンドン)、ホワイトチャペル・ギャラリー(Whitechapel Gallery)(ロンドン)等で展示された。また、初監督作「エル・プラネタ」では母と共に主演を務め、2021年にサンダンス映画祭でプレミア上映され、2022年にはシネマ・アイ・オナーズ賞を受賞した。