秀吉、最晩年の幻の城「京都新城」で新たな石垣 堀幅は推計の半分10.8メートル、橋渡すためか 2023-06-18 豊臣秀吉が最晩年の16世紀末に築いたとされる城郭「京都新城(しんじょう)」の堀にあった石垣の一部が、京都御苑(京都市上京区)内の京都仙洞(せんとう)御所から新たに出土したことが19日、市文化財保護課の調査で分かった。3年前に堀の対面で石垣が見つかった際、堀の幅は約20メートルと推計されていたが、今回の位置だと幅は半分程度の10・8メートル。本丸への橋を架けるなどの目的でこの部分だけ石垣が出っ張り、幅が狭くなった可能性があるという。「幻の城」とも称される京都新城の構造解明が一歩進んだ形だ。