美大では初。武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスにコワーキングスペースが誕生
-Ma-」(以下、Ma)が6月8日にオープン。キャンパス内でのコワーキングスペース開設は、美術大学では初の試みとなる。
2019年4月に開設された同大・市ヶ谷キャンパスでは、無印良品との共創実験店舗や、日本総合研究所との共同研究拠点の開設など、ポスト・コロナを見据えた新たな大学教育の場を目指し、大学と社会をつなぐ社会連携拠点機能の整備を行ってきた。
今回開設されるMaは、コワーキングスペースの運営に加え、若手のクリエイティブ人材のコミュニティ形成も目的としている。従来の大学の枠にとらわれない拠点となることを目指し、企業・自治体との共創の推進や、創造性リカレント教育の拡充に取り組んでいくためのものだ。
スペースの設計にも同大学の卒業生を起用している。Maのロゴデザインはアートディレクターの小杉幸一(2004年視覚伝達デザイン学科卒)、ネーミングはクリエイティブディレクターの萩原幸也(2006年デザイン情報学科卒)、スペース設計は建築家の織戸龍也(2011年建築学科卒)、コミュニティプランニングをコミュニケーションデザイナーの河野奈保子(2005年視覚伝達デザイン学科卒)がそれぞれ担当している。