『フジロックに厳しい声「いま観客入れてやるか?」。賛否の埋まらない溝』へのユーザーの意見まとめ
現地参戦した人や配信動画を観て感動する人たちがいた一方で、疑問の声も続出しています。「観客あり」でやった結果は……? 運営サイドやMISIAをはじめとした出演ミュージシャンは、マスク着用や飲酒禁止などの感染予防対策を呼びかけましたが、デイリー新潮(8月21日配信)の現地取材によると、屋根付き会場の若者たちはステージ前で“密”になり盛り上がりまくっていたとのこと。
さらには東京から大挙してやってきたと思しき大量の車に、公式グッズ売り場ではソーシャルディスタンスそっちのけで長蛇の列。おざなりになってしまった対策が、懸念を抱かせる実情をリポートしていました。「五輪に反対した人がフジロックに出る」ことに批判が 出演ミュージシャン等の言動も、議論を呼んでいます。というのも、彼らの中には感染を拡大させるとして東京五輪への反対を表明し、開催後も中止を強く訴えた人たちがいるから。にもかかわらず、フジロックという大規模イベント開催への理解を求める姿勢が、あまりにも身勝手だと批判を受けているのです。
シンガーソングライターのSIRUPは8月18日に長文のツイートの中で、<フジロックは日本が世界に向けて誇れる最大級の文化のステージであり、これを失うことは大きな損失になることは事実です。>と、開催の意義を主張しました。
このSIRUPのツイートに、アジアンカンフージェネレーションの後藤正文が反応し、8月19日にnote上に文章を発表。開催を求めること自体がエンタメサイドの甘えなのではないかとの葛藤も覚えつつ、それでも様々な責任を引き受けなければならないという、苦しい胸のうちを明かしたのです。
こうしたミュージシャンたちの叫びに、一部音楽ファンからは共感する声があがったものの、残念ながら大方の世論は否定的でした。SIRUPのツイートは、“だったらフジロックをオリンピックに置き換えても同じこと”とツッコまれ、後藤氏に至っては21日に突如ツイッター休止を宣言してしまったほど。厳しい批判が多数寄せられたのでしょう。次ページは:東浩紀氏は、「ダブルスタンダード」とバッサリ前へ123次へ1/3ページ