街への視点が変わる! アートチーム・SIDE COREの個展、地上46階で開催中。
SIDE COREは高須咲恵、松下徹、西広太志によるアートチームであり、ストリートカルチャーの視点で2012年より様々なプロジェクトを展開。ストリートのアクションを通し、風景の在り方を変化させる作品を発表している。エブリデイ・ホリデイ・スクワッドは、SIDE COREと共に活動する映像作家やキュレーター等が参加するアーティストグループ。同じくストリートを起点とし、都市という公共空間に存在するルールに介入する作品を展開している。昨年4月には〈国際芸術センター青森(ACAC)〉にてコロナ禍での個展『under pressure』を開催した。
本展で会場となるギャラリーの46階という渋谷の最高峰を舞台に、場所性を活かした映像や絵画作品のインスタレーションを展開。日常とは異なるスケール感覚で街を見る体験、そしてアーティストの視点で切り取られた地図が会場で配布され、それを手に街を歩く体験ができるような個展となっている。
「かつて米国の偉大なるデザイナー、チャールズ・イームズは『Powers of Ten』という作品において人間が知覚しうる物理構造を直感的に示す作品を制作しました。本展ではイームズが提示したような空間のスケールだけではなく過去や現在という時間軸を提示し、渋谷という重層的に歴史が重なり合う場所だからこそ生まれる“時間の流れ”にフォーカスします」(作家コメント)
渋谷に連綿と続くストリートカルチャーから何を感じ、新たな視点を携えて再び街に出た時、街の風景はどう変貌するのだろうか。