日本人2人、同時金賞は初 ジャクソン国際バレエコンクール
佐々木さんは授賞式後の取材に「ちょっとでも父に追いつこうと思ってやってきた。少し近づけたのかな」と喜んだ。シニア女性部門で金賞を受賞した徳彩也子さん(21)=神戸市=は「もっとたくさんの人に自分の踊りを見てもらいたい」と今後の抱負を語った。
佐々木さんは、4歳のころには自宅のスタジオでバレエを始めていた。スペインやポーランドのバレエ団に所属していたが新型コロナの感染拡大で日本に帰国。「日本で、いろんな役を演じたことが成長につながった」と話した。
徳さんがバレエを始めたのは、5歳のころ。「軽やかに跳ぶジャンプと踊る喜びが観客に伝わるところが自分の長所」とはにかんだ。