「黒と光の画家」ピエール・スーラージュが102歳で逝去
ピエール・スーラージュは1919年12月24日生まれ。第二次大戦下のフランスで興隆したアンフォルメルと、それに対応するアメリカの抽象表現主義の旗手として、国際的な評価を受けてきた画家。
その作品はこれまで世界110以上の美術館で展示されており、日本でも84年に東京・西武美術館で個展が開催。92年には高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門を受賞している。2017年にはギャラリーぺロタン東京のオープンにあわせて個展が開かれたことは記憶に新しい。また100歳を迎えた19年12月には、存命中でありながらルーヴル美術館で回顧展が開かれている。
スーラージュの逝去に際し、ギャラリーペロタンとエマニュエル・ペロタンはInstagramで「長年にわたり、この偉大なアーティストとコラボレーションし、展覧会を開催できたことを光栄に思う」とのコメントを発表。スーラージュを「偉大な芸術家であると同時に、偉大な魂、寛大で親しみやすい、20世紀と21世紀の偉大な人物であり、偉大な友人だ」としつつ、次のように追悼している。「私たちは皆、彼がいなくなることを心から残念に思っている。ピエール・スーラージュは、天才芸術家たちの楽園で友人たちに会うことができるようになった。彼らは多くのことを語り合うだろう」。
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