風流踊り「吉弘楽」、兜や腰蓑着けた楽人が太鼓や笛鳴らし舞う…大分県国東市
吉弘楽は戦勝や五穀豊穣を祈願して始まり、600年以上の歴史があるとされる。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は神事のみ、22年は無観客で実施されており、今回は4年ぶりの通常開催となった。
厳かな雰囲気の中、楽人と呼ばれる約40人が、兜や腰蓑を身に着けて、太鼓や笛、鉦を鳴らしながら舞った。登録で興味を持ったという宇佐市の女性は「激しい動きもあることに驚いた。吉弘楽の歴史を学んでまた来たい」と話した。
吉弘楽保存会の甲原文男会長(71)は「後世に引き継ぐため、将来の担い手を増やせるように励みたい」と語った。