エスパス ルイ・ヴィトン東京にてヴォルフガング・ティルマンスの写真展が開幕
ドイツ出身のヴォルフガング・ティルマンスは、1980年代後半より、写真表現の境界線を拡張する作品群を展開。肖像画、静物画、風景画といった伝統的なジャンルに立ち戻りつつ、コピー機での拡大印刷や暗室での抽象表現など、写真印刷技術の実験も試みている。2000年には、イギリス出身ではないアーティストとして初の快挙となるターナー賞を受賞した。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは、20世紀の現代アート作品に特化した芸術機関として2007年よりティルマンスの作品を迎え入れ、現在30点を超える作品を所蔵。フォンダシオン ルイ・ヴィトンが主催する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として開催される本展にて、そのコレクションから厳選された作品を紹介する。
80年代のポストパンク世代の若者や音楽など、さまざまなカウンターカルチャーやゲイ コミュニティの目撃者として、また、世界中にあふれる自然の不滅の一瞬を捉え続けるティルマンス。その作品を鑑賞できる貴重なこの機会を、どうぞお見逃しなく!
※掲載情報は2月8日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
Text : Akiko Kinoshita