池田亮司、約10年ぶりのアルバムをリリース。エレクトロニック・ミュージックの楽曲を多数収録。
日本の美術館では13年ぶりの開催となった〈弘前れんが倉庫美術館〉での大規模個展も記憶に新しい、アーティスト・作家の池田亮司。テクノロジーを駆使し、光や音を用いて鑑賞者の感覚を揺さぶる没入型の作品を数多く発表してきた。近年ではパーカッショニストと協働してアコースティック作品も多く手がける中、池田が並行して制作し続けていた、自身の起点とするエレクトロニック・ミュージックの楽曲をまとめた10枚目のオリジナルアルバム『ultratronics』をリリースする。
前作『supercodex』以来約10年ぶりとなる本作は、2013年~2022年までの間に制作されたトラックを中心にまとめられ、さらにはデビュー前の1989年~1999年の間に録りためていた貴重な音源を素材に再構成された楽曲も多数収録。池田のアイデンティティともいえる圧倒的な知覚体験をもたらす一枚となる。
発売は2022年12月2日より、CDとデジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。CDの国内盤は池田が主宰する「codex | edition」より、海外盤はアルヴァ・ノトことカールステン・ニコライが主宰するドイツのレーベル「NOTON」より発売され、アルバムのアートワークはそれぞれオリジナルの仕様となる。
2022年10月7日にはアルバムからの先行シングルカット『ultratronics 01』が発売されており、11月4日にはセカンドシングル『ultratronics 15』をデジタル/ストリーミング配信にて公開予定。さらに12月7日には、電子音楽とデジタルアートの祭典『 2022』にてライブセットの上演も決定している。
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2,530円。2022年12月2日より発売。プレオーダー受付中。