江戸末期から続く人形芝居、3団体が上演 秩父人形サミット
1体の人形を3人で動かす「三人遣(づか)い」の「出牛(じゅうし)浄瑠璃人形」(皆野町)▽全国的にも珍しい「二人遣い」の「白久(しろく)の串人形芝居」(秩父市)▽「一人遣い」が「廻(まわ)り舞台」で場面を変える「横瀬の人形芝居」(横瀬町)が披露した。秩父地域で人形芝居を受け継ぐのは3団体だけで、いずれも県の有形や無形の民俗文化財に指定されている。
同サミットは伝統芸能や地域文化の継承を目的に3団体が2012年から毎年開き、新型コロナウイルス感染拡大での中断をはさみ、今回は8回目。実行委員会によると、後継者育成や運営資金確保が課題で、次回から隔年開催にするという。【山田研】