『「“消費税還元だ”と言って、全国民に毎年10万円をバラ撒け」「MMT理論、やれるならやってみろ」辛坊治郎氏』へのみんなの感想まとめ
【映像】橋下徹×辛坊治郎 10万円給付&文通費に物申す辛坊氏と橋下氏 「俺の意見は極端で、全国民に対して毎年10万バラ撒けと。名目は“消費税還元だ”と言えと。そうすれば、例えば3人家族の世帯が年収330万円だった場合、全額を消費に回せば消費税は30万円になるが、全員に10万円ずつ配っていれば、その世帯は消費税0%になる。もちろん高額所得の人ほど10%に近づくわけだけど、消費税には逆進性があるとか、貧乏な人でも高所得者でも同じ税率だから不公平だという批判は間違っていると思う」と持論を展開した辛坊氏。
さらに「“日本はいくら国債を発行しても大丈夫だ。どんどん国債を発行してお金を作ってバラ撒くよ”と言っている政治家は恥知らず以外の何物でもないと思うし、すごく腹が立つ。国民が使う金は、ちゃんと税金として国民から取り立てればいいじゃないかと。国債だといったって、借金には間違いないわけで、将来、国民が何らかの形で返さないといけないものだ。“政府のバランスシート上、国債は負債になるけれど、日銀のバランスシート上は資産になるから、政府と日銀が一体だと考えれば資産と負債でバランスする。だからゼロになる”みたいな議論もあるんだけど、完全なまやかしだ。
今やっているのは、政府がお札を刷るのにかなり近いことで、これは財政法5条で禁止されていることだ。どうしてもやりたいというなら、“ちゃんと財政法を改正するので、やらせてください。責任は我々政治家が取ります”と言えばいい。政府紙幣発行と同じような、脱法行為に近いことでやり続けて、それを恥じない政治家は許しがたい」と語気を強めた。
勢いの止まらない辛坊氏は「結果、明らかに通貨が毀損されている。統計上の物価はほんのちょっとしか上がってないけれど、100円ショップに行って糸ようじを買ってみると、こないだは100本100円だったのが、今は70本で100円だ。つまり3割の値上げになっている。お菓子の量だってそうだよ。こないだは30万円ぐらいで売っていたロレックスの時計が、今は100万円を軽く突破している。
“物価が上がらない限りお札を刷って借金しても大丈夫だ”というMMT理論があるが、発祥の地のアメリカでは過去40年間で最高の物価上昇率になっている。バイデン政権は火消し躍起になっているが、ついこの間まで、どうしたら物価を2%上げられるかという議論をしていたのが、あっという間に火が着いて収拾がつかなくなっている。長い人類の歴史を見れば、人間はやっぱり欲の塊だから、物価は必ず上がり始めるし、上がり始めたら止まらない。日本もそうならないという保障はどこにもない」と訴えた。前へ12次へ1/2ページ