雑誌『写真』vol.3「スペル/SPELL」刊行記念・川田喜久治「ロス・カプリチョス 遠近」展、口絵作家6名による特別展示も
今年1月20日にふげん社より発行された雑誌『写真』vol.3「スペル/SPELL」特集の巻頭口絵として、日本を代表する写真家の一人、川田喜久治が撮り下ろした「ロス・カプリチョス 遠近」が掲載される。本展では、掲載作を含む約35点が展示される。
1965年に現在も日本写真史を語る上で重要な作品である写真集『地図』を発表して以降、国内外で多数の作品を発表し、現在も自身のキャリアをアップデートし続ける川田の最新作をぜひ会場で。また、vol.3「スペル SPELL」特集の口絵掲載作家である宇田川、オノデラ、草野、熊谷、白石、吉増の作品も展示。「スペル」には「文字を綴ること」のほか、「呪文、魔力」といった意味がある。「スペル」というテーマを与えられた作家が、写真と言葉の関係性や、写真の魔術性について思いを巡らす中で生まれた作品を、本誌と合わせてぜひ観てみては。
なお、会期中2月18日(土)には、誌面で短編小説と写真作品のコラボレーションが実現した柴崎友香(小説家)×鷹野隆大(写真家)の特別対談も開催される。