『氷山の一角だ・死角つかれた…共通テスト問題「流出」、感染対策で広い教室利用』への皆さんの反応まとめ
【図表】大学入試共通テスト試験問題の流出疑いを巡る構図 「いつかは起きると思っていた。『氷山の一角』では」と都内の私大入試担当職員(57)は話す。 試験監督の全員がスマホなどの情報機器に詳しいわけではなく「(カンニングであれば)受験生がよほど変な動きをしなければ、不正は見抜けないかもしれない」と明かす。 共通テストでは、試験監督者の数は、教室の広さや形状ではなく、受験生の数に応じて決まる。首都圏の私立大副学長(66)は「新型コロナウイルス感染対策で、例年より受験生の距離を離し、広い教室を利用している。その死角をつかれたのでは」と推測する。神奈川県内の私立大入試担当者(51)は「文部科学省や大学入試センターは事実関係を徹底的に究明すべきだ」と憤っていた。 問題が流出したとみられる「地理歴史・公民」は今月15日午前9時30分から11時40分まで行われた。 女子生徒を名乗る人物から世界史Bで、大問4、5問内の小問計12問の画像10枚を受け取った東大生(21)は、全問、正答を送っていた。大問3、4などの画像20枚を受け取った別の東大生(19)は小問計14問のうち、13問の正答を送っていた。